【文章摘要】 層状複水酸化物(Layered Double Hydroxides:LDH)は一般的には2価と3価の金属イオンからなる金属水酸化物である,2価金属イオンと3価の金属イオンが均一に分布して金属水酸化物層を形成しており,この金属水酸化物層は規則性をもって積層しているため,結晶性の層状構造を形成している1).このLDHを加熱処理することで,脱水反応を伴い無定形の相(アモルファス相)に変化することが知られており,さらに,このアモルファス相は再水和により元のLDHの結晶構造に再び戻ることができる. |