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金属ケイ素直接窒化法による粒子形態制御した窒化ケイ素超微細紛の作製 | 中村美幸;麻川明俊;北風嵐 | Si3N4セラミックスは構造材料への応用から始まり,近年ではベアリング用ボール,放熱基板,太陽電池Si育成時の剥離剤などにも使用され,その応用範囲は広がっている.Si3N4粉体·焼結体等の研究は1970年代から欧米を中心に始まり,日本では1978年に国の研究プロジェクトとして取り上げられ,大きな成長を遂げ,現在では複数の国内企業で市販… | 《Journal of the Society of Inorganic Materials,Japan: セツコウ·石灰·セメント·地球環境の科学》 2023年 | |
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明治大学·理工学部·応用化学科無機材料化学研究室 | (null) | 私たちの研究室は新宿から小田急線に乗り30分弱,世田谷を通過し多摩川を渡ってすぐのところの多摩丘陵のはじまりに位置する,明治大学生田キャンパスにあります.それゆえ線に恵まれた環境でありながら都心へのアクセスも良く,学問?研究には大変恵まれた環境だと思います.… | 《セラミックス》 2023年 | |
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混合粉砕とメカノケミカル効果の有効活用 | 二階堂満;福村卓也 | 固体を粉砕し,細かくすると元の固体の化学的あるいは物理化学的特性が違ってくるという現象は古くから知られている.粉砕操作においては,粒子径·比表面積などの変化のほかに結晶構造の不整化·無定形化などが起こる.この結晶構造変化は元の固体の性質が変化したことを意味し,ガス吸着特性や化学反応性など,いわゆる固体の物理化学的性質の変化を誘起する.… | 《Journal of the Society of Inorganic Materials,Japan: セツコウ·石灰·セメント·地球環境の科学》 2023年 | |
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天然鉱石の組成を模倣した無機リン酸塩有色顔料の作製 | 斧田宏明 | 顔料とは,水や油などの溶媒に溶けない着色材料のことであり,塗料や化粧品に用いられている.顔料は化学組成から無機顔料と有機顔料に大別され無機顔料は熱や光に強いことなどのメリットがある一方,色相は金属イオンの着色に起因しているため種類が限定される,酸や塩基に弱いなどの欠点がある.また,鮮やかな色を示す無機顔料としてはカドミウムレッド(Cd… | 《Journal of the Society of Inorganic Materials,Japan: セツコウ·石灰·セメント·地球環境の科学》 2023年 | |
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力ルシウム置換硫化ストロンチウム蛍光体の合成と残光特性 | 小嶋芳行;立石理菜;梅垣哲士 | アルミン酸ストロンチウム(SrAl2O_4,Sr4Al14O25)は,1000分間を超える長い残光時間をもつホスト結晶としてよく知られている.可視光照射下で,SrAl2O4:Eu2+,Dy3+蛍光体は,1500分間を超える残光時間を示し,また残光色ほ緑色であることが報告されている1,2).これに対して,Sr4Al14O25:Eu2+,… | 《Journal of the Society of Inorganic Materials,Japan: セツコウ·石灰·セメント·地球環境の科学》 2023年 | |
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多孔質ケイ酸カルシウム資材を用いた干潟環境改善技術 | 臼井啓晧 | 干潟は多くの生物を育み豊かな漁場を提供し,また水質を維持するなどさまざまな生態系サービスを提供する重要な自然環境である.しかし,近年は開発事業等により干潟面積が減少し,残存する干潟も有椀物(ヘドロ)の堆積および嫌気化によって硫化水素が発生,悪臭を放つなど,健全な干潟面積は30年間で1/4程度まで減少している.その結果,たとえば干潟の主… | 《Journal of the Society of Inorganic Materials,Japan: セツコウ·石灰·セメント·地球環境の科学》 2023年 | |
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廃セッコウボードリサイクルにおけるセッコウ中不純物の課題とその対策 | 袋布昌幹 | 建築物の内壁材として広く用いられているセッコウボードはボード原紙でセッコウ(硫酸カルシウムニ水和物,CaSO4·2H20)の固化体が挟まれた構造をした板状の建材であり,火災時にセッコウの結晶水が脱水する吸熱反応による優れた防火性能にくわえ,容易に切断加工できる利点を有する.一方,建築物を解体リフォームする際にはセッコウボードが廃棄物と… | 《Journal of the Society of Inorganic Materials,Japan: セツコウ·石灰·セメント·地球環境の科学》 2023年 | |
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グリセロール水溶液による製鋼スラグからのカルシウムイオン抽出と炭酸カルシウムの合成 | 佐々木達弥;飯島勝之;高橋佑輔 | 近年,持続可能な開発目標(SustainableDevelopment Goals,SDGs)の1つである「気候変動へ対処」に対応すべく,温室効果ガスの削減に世界的な関心が高まっている.日本は2020年以降の温室効果ガス削減目標として2030年度に2013年度比26%減の水準を示しており,それに向けて,国内の産業界では温室効果ガス排出… | 《Journal of the Society of Inorganic Materials,Japan: セツコウ·石灰·セメント·地球環境の科学》 2023年 | |
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第145回学術講演会に出席して | 吉田直哉;渡邊雄二郎 | 令和4年11月10日(木)および11日(金)の2日間,無枚マテリアル学会第145回学術講演会が熊本市国際交流会館で開催された.参加総数は117名で,2日間で58件の一般講演(うち40件が奨励賞対象講演),1件の特別講演が行われた.… | 《Journal of the Society of Inorganic Materials,Japan: セツコウ·石灰·セメント·地球環境の科学》 2023年 | |
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太陽光発電の現状と課題-リサイクルに向けた取り組みを中心に | 亀島欣一 | 東日本大震災およびそれに伴う津波により,福島第一原子力発電所の1号機から4号磯に炉心溶融や建屋爆発事故などの甚大な事故が連続して発生したことは,震災から12年になるが記憶に深く刻まれている.その影響で電力供給が逼迫したため,計画停電,省電力の推進,などの対応が取られた.それらの中でも休止火力発電所の再稼働などの対応は,電力供給への不安… | 《Journal of the Society of Inorganic Materials,Japan: セツコウ·石灰·セメント·地球環境の科学》 2023年 | |
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新しい酸化物系の着色顔料 | 増井敏行 | 無機顔料は,セラミックス,プラスチック,塗料などの着色材として利用されている.しかしながら,既存の無枚顔料には,強い毒性を示す金属(カドミウム,六価クロム,鉛,アンチモンなど)を含んでいるものが多い.人体や環境に対する悪影響を懸念し,国際的に規制が厳格化する状況にあることから,これらの無機顔料にとって代わるような環境に優しい新しい顔料… | 《Journal of the Society of Inorganic Materials,Japan: セツコウ·石灰·セメント·地球環境の科学》 2023年 | |
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JIS R9101「せっこうの化学分析方法」の規格改正 | 小嶋芳行 | 本学会では,セッコウ,石灰に関連する5つの日本産業規格(JIS)についての原案の作成,改正および確認などについて経済産業省より委託を受けている.5年ごとにこれらの規格の見直しをする必要があり,大幅に改正する場合には委員会を立ち上げなければならない。一般社団法人日本規格協会のJIS原案作成公募制度を利用することにより円滑に作業を進めるこ… | 《Journal of the Society of Inorganic Materials,Japan: セツコウ·石灰·セメント·地球環境の科学》 2023年 | |
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名もなき者たちの鏨(たがね) | 鵜沼英郎 | デヴィッド·ヤングという人が記した「化学の聖杯」(The Holy Grails of Chemistry)というものを,10年ほど前に知った.聖杯とはイエス·キリストが最後の晩餐で使ったとされる盃で,限りない恩恵に満ちていると同時に,限りなく得難きものの比喩である.ヤング氏が挙げる化学の聖杯は12あり,1.常温超電導体,2.単一原子… | 《Journal of the Society of Inorganic Materials,Japan: セツコウ·石灰·セメント·地球環境の科学》 2023年 | |
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会長就任にあたって | 小嶋芳行 | 2023年6月1日の明治大学生田キャンバスにおいて開催されました無機マテリアル学会第74回総会において,山本岳史会長の後を受けて本学会の会長を拝命いたしました日本大学理工学部の小嶋芳行です.わたくしは荒井康夫会長(第6代),安江 任会長(第10代)から薫陶を賜りました.残念でしたのは17年前に安江会長が任期半ばで急逝されてしまったこと… | 《Journal of the Society of Inorganic Materials,Japan: セツコウ·石灰·セメント·地球環境の科学》 2023年 | |
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異種元素種の導入による層状アルカリケイ酸塩の高機能化 | 森田将司 | 層状アルカリケイ酸塩は,SiO4四面体から構成されるアニオン性シートと層問のカチオンとが交互に積み重なった無機層状結晶の一種である1),2).層表面にシラノール(SiOH/SiOr)基が規則的に存在し,イオン交換やシリル化反応などに高い反応性を有するため,古くからイオン交換体,触媒や触媒担体,薬剤担体など様々な応用が検討されてきた3ト… | 《Journal of the Society of Inorganic Materials,Japan: セツコウ·石灰·セメント·地球環境の科学》 2023年 | |
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